カラーストーンについて

今でこそ宝石といえば、無色透明のダイヤモンドを思い浮べる方が多いと思いますが、実はダイヤモンドが宝石の女王として讃えられるようになったのは、近世により効果的なカットと研磨の技術が発案されてからなのです。高度な研磨技術をもたなかった時代、 古代から人の心をとらえ続けていたのは、むしろ生まれながらにして美しい色彩を持つカラー・ストーンでした。 歴史上、しばしばカラー・ストーンがさまざまな事件の立会人、時には主人公であったことからしても、カラー・ストーンがいかにその魅惑の色と輝きで人々の心を魅了し続け、 時に人と時代の運命を変えることほどの魔力を秘めたものであったのかというのがよくわかります。
しかし、中には非常に似たような色や特長を持ち、最近は色味や輝きを増すための処理の方法も発達したために、一般の方には識別しずらく、 ときに混乱を招くことがあることも事実です。